【0歳からおすすめの絵本】あかちゃんが釘付け!『おいしいな!』きむら ゆういち

きむらゆういちさんの人気のスライド式しかけ絵本『おいしいな!』の絵本概要や、絵本を読んだ感想、子どもの反応、読み聞かせ方、おすすめポイントなど、元幼稚園教諭・元保育士のママがご紹介。

0歳児が釘付け『おいしいな!』(作:きむら ゆういち、絵:せべ まさゆき)
0歳児が釘付け『おいしいな!』(作:きむら ゆういち、絵:せべ まさゆき)

絵本の概要

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おいしいな!/作:きむら ゆういち、絵:せべ まさゆき/2002年発売/小学館

びっくりするくらい0歳児がハマる絵本『おいしいな!』。

スライド式になったページをひいたり戻したりして「パクパク、モグモグ」と食べる動作を楽しめるスライド式しかけ絵本です。

絵本を読んだ感想

優しいくまくんは持ってきたお弁当をみんなに分けっこしていくのですが、だんだん無くなっていくお弁当にちょっと心配。
最後はみんなが「だいじょうぶ、まだあるよ」と教えてくれて、くまくんにっこりハッピーエンド。

・・・

「くまくんの弁当に『ぼくにもちょーだい』と集っておいて、『まだあるからだいじょうぶ』て。きみらが言うことじゃないがなー」

というのが、私の最初の感想でした(笑)(もちろん娘にはそんなことは言ってません)

でもよくよく思い出してみると、確かに子ども同士なら普通にありうるやり取りなんですよね。実際、娘がお友達数人とお菓子のやり取りをしていた時、「まだあるから大丈夫だよ!」と言われることも、言うこともありました。
あげる側と貰う側に暗黙の上下関係は無く、そこにあるのは、”友達が喜んでくれること”への喜びという、素直な感情なんでしょう。尊い・・。

娘が生まれてすぐから読んでいましたが、”食べる”部分にしかけを施した絵本なので、離乳食が始まった生後6ヵ月くらいから意図的に読みました。

単純に、『大きなお口を開けて食べることは楽しい!(動物みんな笑ってる)』と知ってほしいという思いからでしたが、そのうち、食事に飽きて、気がそぞろになってきたり、遊び始めたり・・・そんな時にパッチンパッチンすると、動物が食べている様子に気が移ったり、動物の口の動きにつられたり、気持ちが切り替わり、食べ進めてくれることもありました(毎回ではないけど)。

離乳食が1日2回食になってきた頃の私は、「食べさせなきゃ」と根詰めていたので、この絵本は困った時の相棒のように、雑に、ヘビーに、使っていました。
実際は少し残したくらいで死ぬわけじゃないから、そんな頑張らなくても良いんですけどね。初めての子育てに気を張っていたんです。

もちろん食事の時以外でも、パッチンパッチンすること自体が楽しいので子どもの興味を満たしつつ、達成感も得られるという、素晴らしい一冊です。
厚紙なので丈夫だしサイズも小さいので、外出先にも持って行っていました。

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子どもの反応

動物たちの大きな口が動くので、最初はじぃーっと見ながら動物の口の辺りを触っていましたが、ひとり座りに慣れてきた8ヵ月あたりには、自分で動かそうと、引っ張ったり振り回したりしていました。

ボール紙のような厚手の紙をスライドさせるので、まっすぐに動かさないと引っかかって動かしにくく、1歳にもならない娘は力づくです。(でも壊れない)
私は背後で黙って見ていましたが、何度かやるうちに上手く”パッチン!!”できた瞬間の、間(笑)
きっと娘の心は「できた・・・!」という興奮でいっぱいだったことでしょう。何度も何度もパッチンパッチンやる後ろ姿から、喜びが伝わってきました。

読み聞かせの方法やおすすめのポイント

自分のお弁当をみんなに分けてあげるくまくんの優しさなど、ストーリーから教えられることはあると思いますが、このインパクト大な仕掛けをよそに、子どもの興味をストーリーに向けるのは至難の業・・。
まずは純粋に、『大きなお口でたくさんモグモグして食べること』や『食べることは楽しい』ことを、このパッチン仕掛けと声かけから感じてくれれば良いのかなと思います。
「あ、りんごだ!美味しそうだね」「大きなお口で、モグモグごっくんだね」「みんなで食べると楽しいね」などなど。

幼稚園では3歳児クラスの午前活動の後(お弁当の前)のお集まりで読むようにしていました。
「一緒にモグモグしてみてね~」「みんなは今何食べてるの?」と声かけしながら読むと、「グミ!」「チョコ!」などなど、各々食べたいものを想像してモグモグしていたようです(笑)

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我が家のこの絵本は、娘が3歳の時に崩壊しましたが、かれこれ20年(!!)活躍してくれました。


子どもに”優しさ”を教えるのはとても難しいなと思う、今日この頃です。

友達数人からお菓子が欲しいと言われたら、みんなに平等にあげるのが優しさ?
好きじゃない子に遊ぼうと言われたら、一緒に遊ぶのが優しさ?

あげたい子にあげたり、遊びたい友達と遊ぶのは、本人の自由であるはずなんですが、そうすると、子ども自身には邪心はなくとも、周りの大人や友達からは「優しくない」「いじわる」と言われてしまうんですよね。
逆に、自分の気持ちを犠牲にする・強制されると、それはもう”優しさ”ではなく、”媚びる”・”憐れむ”という類のものになってしまう。

そもそも、”優しさ”って、行動から判断されるものなんでしょうか。

“優しさ”って、『相手の気持ちを考える』心の在り方だと思います。行動はその結果。少なくとも、『こういう行動が”優しさ”だよ』と教える(強制する)のは、何か違うと思うのです。

大人としてやるべきなのは、”優しさ”を教えることではなく、『相手を尊重して気持ちに思いを馳せる』ことはベターであると教えることなのかもしれません。そのうえでどういう行動を取るかは、子ども自身が決めることなので、見守り、迷う時は一緒に考える。

言葉で言うほど簡単ではないですが、まずは私自身が娘の気持ちを考えながら声をかけ、娘にも考える機会を作っていければと思います。
自分で決めた行動に対する、周囲の心無い決めつけや評価からは娘を守りたいし、周囲に忖度して娘の気持ちと行動を無視するようなことはしたくないですね。
もちろん他の子ども達にも同じように、余裕を持った暖かい目で見ていきたいものです。

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