ストライダーに乗れるようになった

1歳7ヵ月でご近所さんに頂いたストライダー。

2歳になった頃に初めて乗った時は、調子良い滑り出しだったものの、サドルに腰を据えて足を放してピュイーン♪とはそう簡単にいかず。
サドルにお尻を乗せたままで足で歩いて進む・・・

なにこれ無駄にめっちゃ疲れるやん。

と気付いてしまった娘は、しばらくストライダーに乗らなくなりました・・。もともと帽子も好きじゃない娘は、いかに軽くとも、ヘルメット自体うざったいと思っていたに違い無い。

その後も思い出したように「ストライダーやる~」と言うことはありましたが、特段ハマっているわけでもない様子でした。

4歳になってすぐの頃、産まれた時からよく遊んでいるご近所のお友達に、4歳のお誕生日に買って貰った補助輪付き自転車を披露されてから、「Rちゃんもサンタさんに自転車貰えるかなぁ」と言い出したので、自転車を無料で貸してくれてサイクリングコースまで併設されている『東品川公園』に行き、乗ってみたところ、まぁ楽しそう。
もちろん補助輪付きだし、ハンドルは親が手を添えてコントロールしてますが、あのビビリの娘が自転車乗って楽しそうに笑っていることに驚きました。

もうしばらく様子見ようと4ヵ月くらい過ぎた頃、公園で遊んでいると全く知らない男の子が寄ってきて、一緒にシロツメクサを摘み始めました。それ自体は良いのですが、しばらくすると、一度帰った男の子が自分の自転車を自慢しに戻ってきたのです。
「自転車、いいでしょ」
そう言われた娘は、泣き出してしまったそうです。(私はコーヒー買いに行っていたので、夫が証言)そして、男の子が去った後、
「Rちゃんのストライダー持ってきてる?!」
と夫にブチ切れたそう(笑)

(マウントに対する反応として、若干ずれてるけど(笑)この4ヵ月、ずっと何も言わずにいたけど、やっぱ欲しかったのかな・・何度も私に言えなかったのかな)
と心が痛みましたが、娘はそれから何回か「ストライダーやる」と言って、家の裏で乗るようになりました。

そして今日、公園への行き帰りにストライダーに乗っていったところ、娘、足で蹴ってピュイーン♪が出来ていました。

アッサリ。

ちょっと心もとないけど乗れてる

え?いつの間に?!
先日乗った時は、片足どっちかは地面に着いたままだったのに・・。

まだまだ腕に力が入っていてハンドルを頼りにしている感じはありますが、お尻は浮いてないし、両足浮かしてバランス取って乗れています。しかも、歩道の植込み段差のタイヤが擦れそうなギリギリのライン・・(笑)

まぁ乗れなくても死なないし、いつか自転車には乗れるようになるっしょ。くらいに考えていたので、頑張って教えたわけでもないし、もちろんインストラクター付けたわけでもありません。
ちなみに、いつも怖がって進まなかったアスレチックネットも、今日は、「これ出来なかったんだよね~」と言いながら、一歩一歩ロープの存在を確かめながら渡り切りました。

きっと、公園や道端でストライダーに乗っているお子さんや、ロープを進んでいくお友達を見て、彼女なりに学び、考え、実践したのでしょう。
ビビリちゃんだと思っていた娘は、どっちかというと”慎重”なだけで、納得できたら自分で動けるんだと、急に娘が頼もしく見えました。

子どもの可能性を「そういう性格」と勝手に決めつけていた自分を反省。

親がやるべきことは、たくさんの選択肢を提供し、子どものペースに任せて”待つ”ことと、道を外れないようにそっと寄り添うこと、あとは我が子を信じること。
よく言われることですが、どうしても子どもに痛い思いや悲しい思いはさせたくない、と先回りをしてしまいがち。時には正しい判断でもありますが、子どもの成長の機会を奪ってしまっていることもありそうです。その境界をしっかり見極められるように、自分も心に余裕を持って娘を見つめていきたいです。


「Rちゃんも、サンタさんに自転車貰いたいな」

帰り道、ストライダーに乗りながらつぶやいた娘の言葉。

「とりあえずストライダー乗れるようになってからかなぁ~」と、夫との会話の中で何となく発した私の言葉を覚えていたのかもしれません。だから、ストライダー乗ろうとしていたのかも。
(完全に想像ですが)

5歳のお誕生日には、補助輪なしの自転車をプレゼントしようと思っています。

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