子どもはよく見てる

風邪で喉をやられ、痛くて咳もできないのに痰が絡み、声出ない。息吸うとむせて、さらに喉痛い。だんだん、目頭も重くなってきました…。

夜、娘を寝かしつけようと布団に入りましたが、普段の私と違うことを察してか、おもちゃ袋を開け出したり、ぬいぐるみとお話ししたり、大声で歌ったり、「これ、やって!(壊れたおもちゃを、直して)」と、全然寝ようとしない娘。頑張って掠れた声で歌を歌うも、落ち着きません。
だるくて辛くて、だんだんイライラしてきて、「もう、寝る時間だよ!ママ、寝るね。」と言うと、足で枕を蹴ってみたり、「これとって!」とマスクを剥がしたり、「〇〇ちゃんも寝る!」と、お腹に上ってきたり。

そして、そのタイミングで、ドアの向こうにいる夫がガムテープをビリビリやり出しました。
娘の意識は完全にドアの向こう。
「あれ?あれ?パパどこ?パパー!」

…。

イライラ。

なんなの?

涙が出てきたので、いったん電気をつけて、お手洗いに行き、トローチを口に投げ入れ、娘のマスクを掴んで、再び布団へ。
途中、夫に「静かにしてくれ」と少し口論になったのを見た娘が、「けんか、しないで!」と言ったので、ドアを閉めて娘の隣へ潜り込みました。

いったん場を離れたことで、ふっと沸いたイライラが少し落ち着きましたが、代わりに涙がどんどん溢れました。隣でじっと私の顔を見ている娘に、「大丈夫だよ。」とニッコリすると安心したのか、「わらって(た?)!」とニッコリ返してくれ、その後5分ほどで眠りました。

きっと、小さな娘なりに普段の私と何か違うことを感じ取り、不安だったのでしょうね。確かに、眠る前はいつも歌ったりお話ししたり、顔を合わせてニッコリ笑い合ったりしていたのに、今日は無言&目も瞑って無表情。
おもちゃで遊び出したり、大声で歌ったのは、自分の気持ちと折り合いをつけていたのかもしれません。「わらった!」の一言で、娘がしてほしいのはそれだったのかと気付き、さらに涙がボロボロ出ました。自分で不安を払拭しようとしつつ、私を笑わそうとしていたのか。
そして、「けんか、しないで!」に、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そんな事を2歳の子どもに言わせるなんて、情けない。

子どもって、よく見てますね。
特に、ママのこと。
ママの自分に向ける表情や様子、料理をしている時のママ、別の誰かがいる時のママ、友達といる時のママ。
“子どもは、ママが好きな人は好きになるし、嫌いな人は嫌いになる” と言われたことがありますが、これは、『この人(物)は自分にとって安全かどうか』をママによって判断する本能を言ってるんですね。ママがいつもと違うと “ママ” という判断基準が揺らぐ。そりゃ、不安ですよね、本能ですもの。

体調が悪い時に、取り繕う必要はない(たぶんバレる)と思います。でも、どういう状況なのか、どんな気持ちなのか、をしっかり伝えるなど、無駄に不安にさせてしまわない配慮は必要なのかも。まだまだ、言葉で伝わりきらない娘には全てを理解出来ないと思うので、私も今が頑張り時なのかもしれません。

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