娘、電車の席を断る。

先日、実家へ帰省する電車の中での出来事です。

平日の帰宅時間のため、まぁまぁ混んでおり、電車のドアの脇で、娘と立っていました。

ニコニコしたおばさまが、
「ここ、空いたから座ったら?」
と声をかけてくださいましたが、あと二駅で乗り換えのため、丁重にお断りしました。が、おばさま、娘と目が合ったようで、
「大丈夫?お子さん座りたいんじゃない?」
と。

すると、娘。

「だいじょうぶです!」

なんとなんとなんと。
娘が!座席を!断ったーーー!

「え?いいの?頑張って立つの?えらーい!えらーい!えらいねぇ!」
と、電車の中なのも憚らず、激褒めしてしまいましたよ。
おばさまも笑いながら褒めてくださいました。
(娘の自己肯定感爆上げにご協力、ありがとうございます!)

娘、「私、小学生なんで。ドヤァ!」みたいな、まんざらでもない得意顔してたけど…許す!!

小学生になって半年、親以外の人との関わりの中から得た、たくさんの学びの中に成長のタネが詰まっていて、親も知らない、ふとした時に芽を出して咲いていく感じ。

もう、親が子どもの世界を広げてるわけじゃないんだなぁ…と思うと、頼もしいやら寂しいやら。
ワガママな親心です。


そう言えば、今回帰省の電車中、3回も席を譲っていただきました。
おばさま、おばさま、おじさま。

ちなみに、その日の私の格好、

  • ダメージ加工の色褪せTシャツ
  • ベースメイクと眉毛だけ(実家帰るだけだし)
  • 髪は後れ毛ありの一つまとめ(実家帰…以下同)

すごい疲れたママに見えたのかも(笑)
実際疲れてるけど。

冗談はさておき。

「ママ、ここ空いたから座って?」

この言葉、地球上のママ全員、号泣します。声をかけてくださる方はもちろん、神さま仏さま天にまで感謝する勢い。

子ども最優先の毎日、特に電車の中で
『子どもが』倒れないように、
『子どもが』手を挟まないように、
『子どもが』周りの足を踏んだりしないように
…と神経使ってる中で、『ママ』を気遣ってくださる優しさが、心からありがたいのです。
※気遣え、と言ってるのではありません。念のため。

もらった優しさを、次は自分が他の人へ渡せるように、心に余裕を持って過ごしたいものです。

タイトルとURLをコピーしました