先日、実家へ帰った時に、母が娘におもちゃを買ってくれた時のこと。
ディズニープリンセスのティアラ・イヤリング・ネックレス・指輪などのアクセサリーセットで、アナ雪やラプンツェルなどのバージョンがあるやつ。
母が「好きなのを自分で選んだらいいよ」と言って、娘はあれこれと手に取って嬉しそうにアナ雪セットを選んだのですが…
「それよりこっちにしない?」と、髪ゴムやハンカチなど他のものを勧めました。すると、娘が、
「…。じゃあママはどれがいいの?」
ハッとしました。
娘は私に譲歩しようとしているということと、3歳でそんなことを言わせてしまっていることに。私は娘の意思や気持ちを聞かないで、自分の考えばかり押し付けているのに…。
母は「いいのよ、好きに選ばせな。」と言ってくれて、結局アナ雪のセットを購入。娘は「ばぁばに買ってもらったの!」ととても嬉しそうに抱えて帰りました。
ついつい、知育などの意味を持ってなさそう(←ごめんなさい)、すぐ飽きそう、などの観点で、「それよりこっちのが良いんじゃないかな?」と言ってしまうんですよね。母に無駄なお金を使わせたくない、家におもちゃが増える等々、理由は色々ありますが、そんなこと子どもには関係ない。それに母が買ってあげたいのだから、私がアレコレ言う立場でもないし。
場合によっては、「こんな理由で、こうしたほうが良いとママは思う」など示唆を与える必要があるけど、本当に必要でない限り、まずは子どもに考えさせて選ばせる、ということは、先々、自分の人生を選んでいかなければならない子どもの事を考えたら必要なことだと思ったのでした。
特に、頻繁に会えないじぃじ、ばぁば、ねぇねとの関係においては、「自分の好きなものを買ってくれる」以外の意味、ママやパパとは違うけど、他人ではない距離の人との間に持たせられる意味もあるのかも。
時間にも気持ちにも余裕がない毎日で、「先を読んで早めに動きたい」「意味ないことはしたくない」「その場で迷ったりしたくない」「一日のタスクをこなさなきゃ」など、気付かぬうちに生き急いでました(笑)子どもの話や気持ちを聞く事は、意味ないことじゃないのに。
一呼吸置いて、まず「娘はどうしたいのか?」を聞くようにしたいと思います。